先日、Software Design 2020 年 9 月号を読んでいたら、Pandoc の記事を見つけた。
普段のブログもマークダウンで記述している身として興味が湧いたので、自身の端末に導入したメモ。
目次
参考
導入環境
- macOS Catalina 10.15.5
導入
以下コマンドを実行していく。
1 | # PDFに日本語を含めて出力するために必要 |
これだけ。
導入に当たり、環境構築が簡単そうなのは docker みたいな記述があった。
しかし、日本語対応のことを考えると、dockerhub で日本語対応しているイメージを探すのは少々厳しい。
なので、素直にローカルで環境構築することにした。
後は参考サイトの記述を見つつ、こんな感じ。
最初からこの設定を行ったので、wkhtltopdf
を使わないパターンは試していない。
実行
入力になるマークダウンファイルを用意する。仮にinput.md
とする。
次のコマンドで、PDF に変換できる。
1 | pandoc input.md -o output.pdf -t html5 |
EPUB3
Pandoc は、kindle 出版できるフォーマットにも出力ができるそうだ。
次のコマンドで実行できる。
1 | pandoc input.md -o output.epub -t epub3 |
ここで与えたオプションだけでは表紙などの設定ができないので、不足はたくさんあるがフォーマットとしての変換はできている。
作成された output.epub を mac で開くと「ブック」が開いた。
多分「ブック」は始めて起動したので、いささか新鮮だった。
kindle unlimited で登録されている数十ページしかない数多の技術書もこんな感じで出力されてアップロードされているのやもしれない。
スタイリングに CSS も使えるようだから、次回は少しそのあたりを掘ってみたい所存。
こぼれ話 wkhtltopdf
wkhtltopdf はもともと HTML を PDF に変換していくツールだそうな。
次のようにすると web ページを PDF に保存してくれる。
1 | wkhtltopdf [hogehoge.com] output.pdf |
wkhtltoimage というツールも一緒に導入されるようで、以下のように実行すると Web ページを画像で保存できる。
1 | wkhtltoimage [hogehoge.com] output.png |
ただ、どちらのツールもスタイリングやレイアウトは結構崩れるので、見たまま保存とはいかない様子。
これも回避方法があるか掘ってみたい。
もう夏も終わりですね。
ではでは。